AT EASE代表 長畑 佐代子のオフィシャルブログ

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わたしを離さないで
ノーベル文学賞受賞作家 カズオ・イシグロ氏の「わたしを離さないで」

もう お読みになりましたか?


まだお読みで無かったら ネタバレになりますので これ以上読み進めないでください。
内容を知らずに読んだ方が 面白いので。




あたかも ハートフルな青春小説なのか?と思わせる冒頭。
淡々と語られる主人公の思い出。
なんと それは 臓器提供のために生まれたクローン人間のための施設の話だと分かる。


なんという内容でしょうか。


これはイシグロ氏の奇怪な想像小説として絶賛されていますが
私はそう思えません。

臓器提供のためのこどもというのは 本当に存在する。
少し調べれば 出てくる事実です。

私は 今から40年以上前 学生時代に あるジャーナリストのノンフィクションを読んで
初めて 知りました。
臓器提供のためのこどもを産ませる施設もある。

ここで こんなグロテスクな話をこれ以上展開するつもりはありませんが

何が言いたいかと言うと

イシグロ氏は すべて分かっていて あえて 青春小説のような抑制のきいた文体の中に
真実を入れ込んだのではないか。
これは 彼の告発なのではないか。


本当にこんな施設があったなら まだ救いはあるかもしれない。
事実はおそらくこんなものではない。
ある意味 これはファンタジーでもある。

主人公は 自分の運命を受け入れ 静かにその使命を果たそうとしていくことが
とても残酷に感じますが
実際はもっと残酷のはず。たぶんどこにも救いはない。
救いのない事実って どれだけ 世の中にあふれているでしょうか。

ノーベル賞は いわゆる支配者層にとっての好都合な発見や発明が称賛されるためのものなのだろうと
思いこんでいましたが
最近は 次元移動したことで そこの組織も変わってきたのかな?価値観が変化しているのかな?


これはまさに 形を変えて事実を暴露していると思うから。
 世の中もずいぶん進んだものだなあ、って。


見ようとしなければ 絶対に見えない事実は 世の中にたくさんありますよね。

でも 本当かなって 調べてみると どんどん見えてくるものもたくさんあります。
こういう事実は 目をそらしたくなることの一つですが
ちゃんと自分の目で調べて 世界の闇を見つめていかないと
「生きてる」ってことにならないと思うから。







なんか凄い。ぞわっとくる

流木で人型オブジェを作る アーティスト 岩崎永人氏。

 

「Torso」

 

 

 

 

すごい 存在感。

 

本当に森から 生まれ出てきたって感じですね。

死んでいる木に 命を吹き込んでる。

 

 

 

 

 

 

 

 

ブリューゲル
東京の大雪の翌朝

まだ たっぷりの雪が残されたなか ずぶずぶとブーツをびしょ濡れの歩道に埋めて
東京都美術館に向かいました。

「ブリューゲル展」の初日だったからです。

大好きなブリューゲル 絶対に初日に行く!と決めていましたから
雪が降ろうが 残っていようが 決意は固かった。

大雪の翌日ですが そのおかげで場内はガラガラ。
ラッキー!

ブリューゲルと言っても
一族が画家なので お父さんなのか息子1なのか息子2なのか はたまたそれら息子たちの孫なのか。
分かりにくいのですが

今回の展示は そこのところ非常に分かりやすく説明してくれて
かれら 家族の絵を系列立てて見せてくれています。

もちろん 私のお気に入りはお父さんである
ピーテル・ブリューゲル1世

ヒエロニムス・ボスの再来とも呼ばれた方で
ボスの画風を生かして 不思議な雰囲気を継承しました。

ここでは ボスの絵も展示されています。


その息子たちは お父さんの絵をたくさん模倣したり
独自の色付けをして ブリューゲル一族を有名にしていきます。




特に好きなもの。





ひ孫の ヤン・ファン・ケッセルの大理石に 油絵で描かれた昆虫の絵は
とっても美しい。
こちらは 場内なのに写真が撮れます。


一族の絵画が一堂に 展示されてるのは 初めて見ましたが
とっても興味深い!!
分かりやすいし
楽しかったーーーー!


4月1日まで。
ぼくらが日本を継いでいく

新宿 高島屋で 10日から開催された

「ぼくらが日本を継いでいく」行ってきました。

 

 

 若冲のぶどうの着物を着た 初音ミクが お出迎えしてくれます。

 

 

 

全面金箔の上に描かれた 火の鳥。

なんと こちらはオリジナルのものよりも 金箔の量が多くなっているという!

超豪華。

 

 

 

場内では アニメとコラボした琳派の作品と オリジナル琳派が飾られています。

 

見比べても面白い。

 

 

ありがとうございました!

本年も お読みいただき 本当にありがとうございました。

なんと寒い大晦日でしょうか。

風邪などおひきにならないように。

 

2018年は 新しいことも始めますので

次のステップを踏む予定に 今から わくわくしています。

 

 どうぞよろしく お願い致します。

 

 

1月からのイベントの紹介です。

 

1月10日から 16日まで。

新宿高島屋 11階特設会場にて

「ぼくらが 日本を継いでいく 琳派・若冲・アニメ」が 開催されます。

 

入場は無料。

 

https://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/bokuraga.html

 

 

 

 

 

 

 

2015年に 京都国際マンガミュージアムで行われた「琳派オマージュ」をスケールアップして開催。

「ぼくらが日本を継いでいく」ということばには

日本の文化を若者に継承してほしい

という思いが込められているそうで

 

細見美術館 細見館長監修のもと 所蔵している琳派や若冲の作品などと

人気キャラクターを組み合わせ

京都 豊和堂の絵師が日本画の手法で 絹地に日本画の手法で描いたもの。

 

なんと着物の絵師さんが 琳派だけでなく アニメまで プロ以上に描いているのに驚き!

 

展示では コラボレーション作品はもちろん オマージュをささげる 作品の複製も

並べて紹介されています。

 

秋に京都高島屋で開催されたときは

数万人の入場者が訪れたそうで。

 

新年早々

楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

何て素晴らしい作品!!
日曜美術館で 紹介されていました。

鹿児島県の 知的障碍者施設しょうふ学園での 「ヌイ・プロジェクト」

一本の針で 自由自在に作品を繋げている試み。

彼らの作品は 美術館もファッション誌も注目している。

みんな とっても楽しそうに作業しています。
そうだよね
作者が 心から楽しんでつくったものは 作品も楽しいエネルギーに溢れている。

是非 ここのHPを見てみてください。



その作品が本当にすごい!!!kyu

こういうの 大好きだし ほんとうに たまらない!と感動してしまう。

なんという自由な色合い なんという自由な発想
彼らは天才なんですねー。


たとえば
野間口さんのシャツ全体にびっしりと施された刺繍

あるいは
溝口さんの立体的な刺繍

あるいは
吉本さんの 玉止めを繰り返すことで作られた大きなオブジェ


こういう力いっぱい 太陽のエネルギーをもらっているような作品
見ているだけで 力をもらえます!

彼らの作品を見ると

「ああ、自由に生きるってこんなに美しいんだ」
「自分だけのルールで 生きると こんなに生き生きとするんだ」


たくさん たくさん 勇気をもらえるような気がします。

すごい元気をもらった。
仕事納めまで あとちょっと。がんばるぞ!



シャガール 「青いロバ」
東京ステーションギャラリーで「シャガール 三次元の世界」展が開催されています。

こちらでは 絵画のみならず
陶芸や彫刻がたくさん展示されています。

シャガールの 陶芸は 初めて見ました。

中でも 公式ホームページに出てくる 陶芸作品「青いロバ」
衝撃的でした!

なんという自由さ。

「ロバ」のモティーフは 絵画でも何度も何度も繰り返し出てくるものですが
この 壺は ロバが主人公。

私は今 泉先生という ものすごく優しい先生に巡り合い
甘やかされながら 陶芸をやらせていただいていますが

「うわ、これ。めっちゃ欲しい!!!」
いつか 私もこの「青いロバ」のオマージュ作品を陶芸で作ることが出来るかしら。
今後の意欲が出てきました。

ピカソの陶芸も 自由奔放で好きですが
シャガールは その上を行く感じ。

石や大理石にも彫刻を施していますが
その本来の形のままに。
ゆがんだままに 楽しんで彫刻しているのが良く分かる。

ありのままを 歪んだ状態を 枠のはめられたその条件下で思う存分楽しんでいる感じで
「いいなあああheart」と感心しました。

絵画も自由ですが
陶芸も彫刻も 自由そのもの。

布を使ったミクストメディアも 可愛いし・・・・


シャガールは まだ 絵画初心者だった 10代の私が
一番最初に好きなった画家です。



色の美しさもさることながら
その自由奔放さ。

その頃の 苦しい青春真っ只中の私に 「自由でいいんだよ」と
メッセージをくれた画家。

今回は 初めて シャガールの 陶芸に接することが出来て
本当に幸せでした。


12月3日まで。

nidoさんで 手鏡ワーク

ガラス工房の nidoさんで 手鏡ワークショップに行ってきましたーーーー!

 

ネットであれこれ 見ていたら こちらのガラス工房の センスに感動して

早速ワークショップに申し込みする。

 

可愛い 古民家のアトリエです。

 

 

 

こんな ガラスの切れ端をつなぎ合わせて 手鏡を作ります。

初めての ステンドグラス体験。

 

 

 

下準備して 並べてみる。ああかな、こうかなって。

不揃いのガラスたちだから 組み合わせるのも楽しみです。間に丸いビーズを入れたり・・・

渋い色目。

 

 

 

これらを はんだ付けして

アンティーク風に腐食させて 出来上がり。

 

この 不可思議な形が いいかんじ。

 

すっごい楽しかったので 近いうちに 再度来店して また作る!!kyu♪

 

 

 

吾妻 かやぶきの郷は 博物館だった!
薬師温泉 かやぶきの郷に行ってまいりました。

こちらは 古民家を何件も移築してきて 小さな村のようになっている 温泉です。

かやぶきの古民家の中には 様々な伝統工芸品が展示されていたり



旅籠の建物の中は まるで 博物館のように 大判の筒染や 黒光りする太い梁 美しい欄間 
たくさんの壺 民芸箪笥 などなどなど。ノスタルジックな伝統工芸品に溢れています。




お部屋はとっても広々していて。
階段箪笥の上には さらにお部屋があるんですよ。



どれだけ建物に 手間をかけているんだ!
天井も床も壁も しつらえも どこもかしこも博物館みたい。
室内の電話はなんと黒電話だし
公衆電話も徹底して 壁掛け式の古い電話

オーナー古道具や工芸品を集める趣味があったということですが
まったくどんだけの規模なの。

滝の横にある 露天風呂



滝のしぶきが 太陽に照らされてキラキラ・・
この たっぷりのマイナスイオンを浴びながら 入る ちょっとぬるめの天然温泉。
ぬるめだから ながーい時間 滝のマイナスイオンを浴びることが出来るので
温泉と 滝の効果がものすごかった!!

内湯は適温。

ロビーでは 囲炉裏の前で コーヒーやビールも頂けます。




囲炉裏料理も美味しいし、温泉も楽しいし お部屋も快適だし
とっても楽しい温泉でした!




身体ゆるゆるになった〜。


スーパーアーティスト運慶
東京国立博物館で「運慶展」が開催されていますね。

雨が降るさっむーい中 行ってまいりました。


東大寺や興福寺で 運慶の仏像は見たことはあっても
こちらのように 360度 ぐるっと後ろまで観ることはできないので
やはり 運慶ファンは見ないとーーー。


運慶がすごい点

まず 玉眼といって 水晶を削り 内側に顔料で瞳を描き 真綿を白目に見立てて
木像にはめ込むという技法。

さらに筋肉の躍動感 そのリアルな造形の迫力。

仏像の内部に 木片や 水晶の玉を 心臓の位置に入れ込んで
仏像にを入れ込んでいる。



徹底的に 仏像を生きたものにしよう!!という 意気込みがすごいんです。

平安の時代には無かった 迫力ある仏像を生み出したのは
やはり 運慶じゃないでしょうか。

運慶は 29人の仏師を抱えた 優れたプロデューサーでありました。

東大寺 南大門の 金剛力士像は8メートルの 巨大なものですが
これも それら仏師と 2か月で仕上げたそうです。


私は 今回
興福寺 八大童子の中の 制多伽童子に惚れました。
制多伽は 不動明王の脇侍の童子です。

どの目もみんな生きてるぅ!!!
確実に命がある!



運慶の八大童子はどれも個性的で 本当に魅力的なものでしたが
この 制多伽は ダントツの魅力を持っていました。 
なんていい顔。
その立ち姿のオーラといったら。


さらに
興福寺の 無著 世親菩薩の 存在感・・・・
彼らは インドから来た 兄弟の僧侶だったそうですが


ものすごい圧巻の表情なのでございます。
不動明王のような 迫力ある表情ではなく なんとも深い切ないような
素晴らしい表情をしていらっしゃる。






そして その目は 見る角度によってまるで涙をたたえたみたいに見える。


こちらも 確実に生きていらっしゃる。



毘沙門天も すごい生々しさでした。
もう うっとりするくらい。



この仏像は なんだかやたらに 持って帰りたかった。
家の中に置きたい。 
身近に置いて 守ってもらいたい、なあんて 思ってしまったのでした。


運慶の仏像が 22体。これだけ集まったのは初めて。


11月26日まで。