AT EASE代表 長畑 佐代子のオフィシャルブログ

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最古の茶室 待庵を体験

森美術館で 「建築の日本展」が開催されています。

 

建築フェチなので とても楽しかった!

 

日本ならではの「木組み」の解説。

なるほど こういう風に 重ねてあるのか!

釘も接着剤も使わないものすごい技法ですよね。

 

 

「会津さざえ堂」

 

これの模型。

レオナルド・ダ。ヴィンチが描いた二重螺旋図が江戸時代後期に東北地方に伝わったという説がありますが

その起源は謎のまま。

右回りの螺旋と左回りの螺旋が交差しないという不思議な建物です。

本物を見に行きたいなあ。

 

日本ならではの技法と現代建築の 対比もあり

こういう風に 生かされていたのか、と興味深い。

 

桂離宮は すでにモダン建築だったとか。ね。

 

 

丹下健三氏の自邸の巨大模型。

丹下氏が尊敬する ル・コルビジェの「サヴォア邸」そっくりの高床式。

正倉院も彷彿とさせます。

現存しませんが 三分の一のスケールで宮大工が再現しています。

 

目玉は 現存する最古の茶室

千利休が作った 国宝「待庵」の実物大再現です。

 

 

本物の国宝には入れない。

けれど この再現された茶室には なんと!中に入ることができます!

 

秀吉のために作られた わずか二畳の空間を体験できるのです。

これは 価値あり!!!

 

さらに ライゾマティクス・アーキテクチャーが

最新技術で日本建築を再現してくれますし。

映像系好きなので これも面白かった。

 

 

話題の建築 たっくさんたくさん 模型や映像で 展示されていて

ボリュームたっぷりです。

 

たっぷり時間をとって 観てください。

 

私は すごく楽しんできました。

 

涼しいし 混雑しないし、この夏には最高です。

 

レイアーズオブネイチャー

軽井沢セゾン現代美術館に行ってまいりました。

 

ここの美術館は 30年前からのお気に入りで 軽井沢に行くたびに訪れていた場所です。

庭がとても気持ち良いのです。

当時は この庭の中で食事したり遊んだりすることが許されていました。

 

子どもたちが小さいころは この美術館庭で 一日 トンボとりをしたり お弁当を食べたり

フリスビーをしたり やりたい放題させていただきました。

 

今は 庭の芝生に立ち入ることが禁止されているので

庭に置かれた美術品の間を駆け回ったりすることは出来ません。残念です。

 

 

現在開催の展覧会

「レイアーズ オブ ネイチャー その線を越えて」

 

 

こちらのインスタレーションは クリスチャン・アバ

 

セゾン美術館の近くにある 滝(おそらく千ヶ滝)をイメージして つくられたものだそうです。

アクリル絵の具で描かれた 紙の下には ところどころに石が置かれていて 床に置かれた紙が波立って見えます。

 

 

ここの美術館は まず混雑しないから ゆっくりするには最高です。

 

カフェも 気持ちいい。

25年中国にいて その後新橋のお店にいらしたシェフが 堤氏に引き抜かれてこちらの美術館に。

だから 四川風麻婆豆腐が 一押しとのこと。

 

 

 

なんと 我々は 気がついたら3時間も過ごしてしまった。

 

贅沢な時間でした。

 

 

 

「万引き家族」の破壊力
「万引き家族」観てきました。

社会派の是枝監督
さすがの題材です。

5歳児の虐待死が報じられたばかりで 重なる部分が多く
胸が締め付けられる思いです。

家族の絆ってなんだろう。

社会的弱者に 常に目を向け続けていて 監督は映画で訴えている。
名誉ある賞をもらっても 日本の首相から称賛が無いのはもっとも。
何故なら この映画はまさに今の日本の問題点をクローズアップしているから。

政府にとっては 非常に痛い問題だろうし
本気で取り組む気持ちは 無いだろうから
称賛は出来ませんよね。



観終わった後に 深い余韻が残ります。

セリフとは思えない 自然な演技。
登場人物すべてが 本気で生きているようで。
特に 子ども役。
これが すごい。

笑っちゃうようなとんでもない家族だし
おばあちゃんが亡くなったあと 家の下に埋めちゃうなんていう ブラックな内容も
なんとなく分かるかもしれない・・・・
と 思ってしまう。

正義ってなんだろう。
生きるってなんだろう。
血のつながりってなんだろう。

今 日本で
崩壊していく まともな精神
相手が誰でもいい 殺人とか・・・

次の次元の世界に どうやって 共鳴して
どうやって生き延びていけばいいのか。

もう一度
自分の中の 生きていく原動力と 生きる目的を
再確認させるだけの 破壊力のある映画だと思いました。

海外で称賛されるのは どの部分でなのか?
自然な演技なのか
その 当たり前の日常に潜む悲惨さなのか
それを どういう視点で海外の方は見ているのか。
そちらの方が 興味深々。

樹木希林や リリーフランキーが上手いのは分かっているけど
安藤サクラが ものすごい存在感を出していたし
松岡茉優が がんばっていた。




サバービコン
マット・デイモンだし。
観ないと、と思って 「サバービコン」観てきました。

私の中で 山田孝之と マット・デイモンは 押さえとかなきゃ。なんですね。


社会派映画なのかなという 先入観で観ていたら
けっこうなむちゃくちゃな殺人もので びっくり。
これは ホラーなのか もしかしてコメディなのか?
あるいは ものすごい社会派ものなのか?

善良な白人たちの住む 新興住宅地に 黒人一家が移住してきた。
それを皮切りにしたように 事件が起きる。

二つの ストーリーが 交差していて
殺人ものは ありがちなストーリーだよなー、と思いながら観ていたら
最後は見事に 二つの出来事が合わさって 感慨深いラストになっていました。

意表をつくラストで
ものすごい余韻を味わうことが出来ました。

感想
ハリウッドの 子役ってすごいな。
マット・デイモンが デブのおっさんになっていて 哀しかった。
ジョージ・クルーニー監督って けっこう 個性的。
モテモテの二枚目俳優なのかと思っていたけど 演技力だけでなく監督力もあるんだな。

なかなかに じわっとくる面白い映画でした。

感想を書きたくなる映画って このころ出会わなかったけど
これは面白かった。



ガルニエが 鳴り響いた
22日 東京芸大奏楽堂で ティッターリントンのオルガン・リサイタルがありました。

ティッターリントン氏は 英国王立音楽院のオルガン科主任教授で
東京芸大に招聘教授として学生の指導とリサイタルのために 今回は来日されたそうです。

いや まじに驚いた。

つい最近 芸大の学生がここ奏楽堂の巨大な ガルニエ パイプオルガンを
響かせようと 大音響で演奏していたのを聴いていたばかり。
大きいだけで 美しいとは思えない音に残念な気持ちがいっぱいだったのですが

ティッターリントンさんは ものすごかった!!!!

さすが 最高峰のオルガン科教授は トップアーティスト。
オルガンの音を こんなに美しく響かせてくれるなんて。
まるで イギリスの教会にいるような気持ちにさせてもらいました。

奏楽堂の ガルニエが こんな音で鳴り響くのを初めて聴きました。



小さな音も 大きな音もとてもとても美しい!

一体どうやって こんな音を作れるんだろう?と
後半は ずっと オルガン横のアシスタントの手元ばかり見つめてしまった。
遠かったから よく見えなかったけど。
アシスタントは ものすごく素晴らしい音を響かせている間 ずっと手を動かしていた。
ということだけは分かった。

オルガニストは 演奏だけでなく そのオルガンに合った 最適な美しい音を作れなければ
感動的な演奏にならない。

巨大パイプオルガンの音を 本当に美しく響かせてもらうと
体中の細胞が踊りだすのです!


心が震えて 体中の細胞が 生まれ変わった感じ。
今までに こういう経験は インパルが指揮した時と ドレスデンの合唱団が来た時
そして 今回のオルガン。

こういう経験をさせてもらうと
確実に若返りますね。

素晴らしいコンサートでした。
ティッターリントン氏の演奏に感謝。








風神雷神を オルガンと和太鼓で
30日 芸大奏楽堂で 学生による 130周年記念のコンサートに行ってきました。

「オルガンと話してみたら」というコンセプトで
オルガンと様々な楽器をコラボさせた試みです。

その中でも 特に興味深かったのは
オルガンと和太鼓による 新実徳英作曲 「風神雷神」でした。

オルガンは風を送ってパイプを鳴らすから まさに「風神」。

今回は 特に 和太鼓の あの 林英哲氏!!ですから
和太鼓フェチとしては 是非 行かないと!!!

オルガンと和太鼓が 互いに掛け合いながら 演奏される様子は とても楽しかったです。
後半 ジャズのように オルガンと和太鼓が 即興演奏で掛け合うところも面白かったし。

オルガン演奏者が 芸大の修士学生であり
プロの演奏家 林氏の 和太鼓と あまりに格が違うのが 少し違和感を持ってしまったけど
それはしかたないですね。

林英哲氏の 圧巻の和太鼓に メロメロになりました。
行ってよかった。♪

和太鼓の音に負けじと オルガンをかなりのボリュームで鳴らしていましたが
オルガンは あくまでも 美しくないと意味がないと 私は感じます。

そのほかの 楽曲も オルガンでこんな音が出るのね。という興味にはなりましたが
本来こういう音を鳴らし続けないので その音が「美しいか」と問われれば
「美しくない」と 私は感じてしまう。

楽器は やはり個人的には「美しい音色」でお願いしたいな。

現代音楽では オルガニスト ジグモント・サットマリー氏の演奏を聴いたことがありますが
彼は どの音も美しく鳴らす。

どの音も美しい。って すごい。


染谷空海
「空海」観てきました。


三国連太郎さま亡き後 日本の俳優の中で最も好きな 山田孝之の次に
推している 染谷将太
しかも縄文族のヒーロー空海なので 観なきゃ!と。

事前調査が甘く てっきり歴史ものだと思っていたら
SFXものでした。

副題が 「妖猫傳」

楊貴妃の死の真相に迫る。という内容でした。



感想

長安の都市が良く出来ていた。
染谷君の空海は そのまま アニメキャラになれるくらい はまっていた。
染谷空海が 最初に来ていた 僧の衣がものすごく素敵で 本気で欲しくなった。
中国の女優さんの美しさは すごいなと感動した。
白竜青年がかわいかった。


染谷空海は 是非 この後もドラマとかで 連続して空海役をやってみてほしい。
「るろうに剣心」の佐藤健くらいの はまり役になるのではないか。


脱線しますが
中国女性の美しい人は 本当に美しいと思います。
日本女性で 背が高く手足が長い美人は おおむね 骨が太い。
けれど あちらの女性は 骨が細い。
女性が見ても ため息が出るくらい美しいと感じます。
昔は コン・リー が好きでした。

今回の楊貴妃役はチャン・ロンロンという 台湾とフランスのハーフ。
異族である楊貴妃に ぴったりの役どころの絶世の美女。

SFXものは あまり好みませんが
女優たちが大変美しかったので 目の保養になりました。




わたしを離さないで
ノーベル文学賞受賞作家 カズオ・イシグロ氏の「わたしを離さないで」

もう お読みになりましたか?


まだお読みで無かったら ネタバレになりますので これ以上読み進めないでください。
内容を知らずに読んだ方が 面白いので。




あたかも ハートフルな青春小説なのか?と思わせる冒頭。
淡々と語られる主人公の思い出。
なんと それは 臓器提供のために生まれたクローン人間のための施設の話だと分かる。


なんという内容でしょうか。


これはイシグロ氏の奇怪な想像小説として絶賛されていますが
私はそう思えません。

臓器提供のためのこどもというのは 本当に存在する。
少し調べれば 出てくる事実です。

私は 今から40年以上前 学生時代に あるジャーナリストのノンフィクションを読んで
初めて 知りました。
臓器提供のためのこどもを産ませる施設もある。

ここで こんなグロテスクな話をこれ以上展開するつもりはありませんが

何が言いたいかと言うと

イシグロ氏は すべて分かっていて あえて 青春小説のような抑制のきいた文体の中に
真実を入れ込んだのではないか。
これは 彼の告発なのではないか。


本当にこんな施設があったなら まだ救いはあるかもしれない。
事実はおそらくこんなものではない。
ある意味 これはファンタジーでもある。

主人公は 自分の運命を受け入れ 静かにその使命を果たそうとしていくことが
とても残酷に感じますが
実際はもっと残酷のはず。たぶんどこにも救いはない。
救いのない事実って どれだけ 世の中にあふれているでしょうか。

ノーベル賞は いわゆる支配者層にとっての好都合な発見や発明が称賛されるためのものなのだろうと
思いこんでいましたが
最近は 次元移動したことで そこの組織も変わってきたのかな?価値観が変化しているのかな?


これはまさに 形を変えて事実を暴露していると思うから。
 世の中もずいぶん進んだものだなあ、って。


見ようとしなければ 絶対に見えない事実は 世の中にたくさんありますよね。

でも 本当かなって 調べてみると どんどん見えてくるものもたくさんあります。
こういう事実は 目をそらしたくなることの一つですが
ちゃんと自分の目で調べて 世界の闇を見つめていかないと
「生きてる」ってことにならないと思うから。







なんか凄い。ぞわっとくる

流木で人型オブジェを作る アーティスト 岩崎永人氏。

 

「Torso」

 

 

 

 

すごい 存在感。

 

本当に森から 生まれ出てきたって感じですね。

死んでいる木に 命を吹き込んでる。

 

 

 

 

 

 

 

 

ブリューゲル
東京の大雪の翌朝

まだ たっぷりの雪が残されたなか ずぶずぶとブーツをびしょ濡れの歩道に埋めて
東京都美術館に向かいました。

「ブリューゲル展」の初日だったからです。

大好きなブリューゲル 絶対に初日に行く!と決めていましたから
雪が降ろうが 残っていようが 決意は固かった。

大雪の翌日ですが そのおかげで場内はガラガラ。
ラッキー!

ブリューゲルと言っても
一族が画家なので お父さんなのか息子1なのか息子2なのか はたまたそれら息子たちの孫なのか。
分かりにくいのですが

今回の展示は そこのところ非常に分かりやすく説明してくれて
かれら 家族の絵を系列立てて見せてくれています。

もちろん 私のお気に入りはお父さんである
ピーテル・ブリューゲル1世

ヒエロニムス・ボスの再来とも呼ばれた方で
ボスの画風を生かして 不思議な雰囲気を継承しました。

ここでは ボスの絵も展示されています。


その息子たちは お父さんの絵をたくさん模倣したり
独自の色付けをして ブリューゲル一族を有名にしていきます。




特に好きなもの。





ひ孫の ヤン・ファン・ケッセルの大理石に 油絵で描かれた昆虫の絵は
とっても美しい。
こちらは 場内なのに写真が撮れます。


一族の絵画が一堂に 展示されてるのは 初めて見ましたが
とっても興味深い!!
分かりやすいし
楽しかったーーーー!


4月1日まで。